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 2024年12月 聖句のお話 

 

 

 今から約2000年前、イスラエルの人たちは苦しい生活を送りながらも、必ず神さまが救ってくださると信じていました。先祖であるアブラハムの時代から続く、神さまの祝福の約束を信じて何百年もの間、耐え忍んでいたのです。そんな彼らのところに、ある日、天使が現れて救い主がお生まれになったことを告げました。それが今月の聖句です。

 神さまは、約束されたことを決して忘れません。何十年、何百年が過ぎようとも、必ず約束を守ってくださいます。それは厳しい現実の中にいるわたしたちにとって、どんなことにも勝る希望になるのではないでしょうか。神さまが必ず約束を守ってくださることを信じる時、その約束が暗闇の中の一筋の光、希望の光として、輝くのではないでしょうか。

 今年のアドベント(待降節)は12月1日から始まりました。アドベントの期間、神さまのひとり子イエスさまがお生まれになったクリスマス直前までの4回の日曜日、4本のアドベントキャンドルに1本ずつ火を灯しながら礼拝を捧げます。希望の光としてお生まれになるイエスさまのお誕生を、子どもたちと一緒に喜びながらお祝いしたいと思います。

 

 

宗教主任 山本 孝根